Organized editing guidelines 20180908版に関する疑問

20180908にDWGにより提案されたOrganised editing guidelinesに関する私の疑問点をまとめます。

あとで英語にするつもり

個人的重要ポイント

  • 友人が集まるマッピングパーティー等に適用されないよう、適用範囲の定義を見直してほしい。前案のDirector/Directee構造は良かった。
  • 緊急時のインポートは許容すべきでない。

前案のほうが良かった点

  • 個人のマッピングと組織のマッピングは同じレベルである(組織であるからといっても一参加者に過ぎない)ことが謳われていた。
  • must/should/mayを使い分けることで、必須義務と推奨事項が区別されていた。
  • 適用対象が、Directorが存在する組織編集に限定されていた。そのため、友人が集まったマッピングパーティーなどは適用範囲ではなかった。しかし本案では適用されてしまう。
  • 参加者(マッパー)の義務がほとんど示されていない。個人プロフィールページにwikiへのリンクを貼ることくらいしか義務が提示されていない。前案では、「(指導者がいるのだから)普通の人よりもちゃんとしたマッピングをする」ことを始めとして、参加者(マッパー)としての義務が明示されていた。

その他個別事項

原文 訳文 疑問点
Their goal is to provide a framework to both organised mapping initiatives and the communities to encourage good organised mapping. このガイドラインの目的は、組織的マッピング団体およびコミュニティの双方が、組織的マッピング活動をより良いものにしていくフレームワークを提供することです。 なぜコミュニティが組織的マッピングを推進しないといけないのか?
They are not meant to apply to community activities like mapping parties between friends or doing a presentation on OSM at a local club. このガイドラインは、友人が集まって行うマッピングパーティーや、地元の集まりでOSMを紹介するといったコミュニティ活動には適用されません。 友人間のマッピングパーティーや、地元の集まりでOSMを紹介する活動に適用されない理由が説明されていない。
any edits that involve more than one person and can be grouped under one or more sizeable, substantial, coordinated editing initiatives. 一人より多い人数が参加し、ある程度の大きさがあり、実質的で、組織化された編集団体のグループに構成されるあらゆる編集に適用されます。 意味が分からない。
more substantial initiatives are expected to spend a more substantial amount of effort. より実質的な団体は、より実質的な量の努力が求められます。 "substantial"とは? 友人が集まったマッピングパーティーは"insubstantial"とでも言うのだろうか?
the accounts of participating persons that wish to be identified, with any details they wish to include 参加者の合意が得られた場合、参加者のアカウントおよび詳細 参加者が同意しなかった場合は記載しなくてよいのか?
If the activity is a response to an emergency and no advance discussion is possible, the community should be informed as soon as is practical. もし活動内容が緊急性を要しており、事前の議論ができない場合、コミュニティへの連絡はできる限り早くすれば大丈夫です。 これはダメでしょう。議論の時間もとれないほど緊急性があるタスクにOSMを使うべきではない。
Contributors should respond to communication attempts made in good faith by other contributors. 他のマッパーから誠実な連絡が来た場合、マッパーは連絡に対して返答する必要があります。 なぜ主語が"Contributors"になっているのだろう?これはOSMのマナーであって、組織編集ガイドラインに入れる必要性が感じられない。
Any person or organisation whose actions affect the OpenStreetMap project has the duty to care for the project, and should respect the community’s consensus, mapping practices and guidelines. OSMプロジェクトに影響を及ぼす活動を実施する個人または団体は、プロジェクトをケアする義務があります。 こちらも同様。なぜ組織編集ガイドラインに入れる?
They should make sure any person they instruct to contribute to OpenStreetMap is familiar with them. OSMの編集を指示する人がOSMに慣れていることを確認する必要があります。 前文とのつながりが不明。
Edits to the map 見出しの意味がわからん…。内容的には"Duties and training of editors"の一部のように思えるが…。
People looking at individual changesets that are part of a organised mapping activity should be able to tell as soon as they look at a changeset. 組織的マッピング活動の変更セットを見ている人が、変更セットを見ているその時に意見を言えるようにしておく必要があります。 "tell"とは?