りとうのちず
Googleマップ使ってますか?便利ですよね。 Googleストリートビュー使ってますか?便利ですよね。
OpenStreetMapもMapillaryも便利ですが充実度では一歩譲ります。
じゃあ、Googleマップ・ストリートビューを使っていればOK、とはいかないのが地方です。nyampireさんが人口の少ない自治体の地図を作ろうプロジェクトを提案したように、地方の地図データ充実度はまだまだ十分とは言えません。
Googleマップ・ストリートビューの先を行けるフロンティアは(多分)離島です。離島のマッピングを充実させることで、OSMの活用が(きっと)進みます。 偉大なるGoogleの先を行ってやった!と自己満足にも浸れます。
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これまで離島のリモートマッピングを進めてきて、そこそこ充実してきたのではないかなと思っています。
https://umap.openstreetmap.fr/ja/map/map_120950
ってことで次はサーベイの時間です。
現地のPOIを解明すべく我々は離島へ向かった。
青ヶ島
https://www.mapillary.com/app/?lat=32.458&lng=139.764&z=14
みんな大好き青ヶ島です。説明は不要でしょう。
なぜかGoogleストリートビューは島の一部しか登録されていないんですよね。なんででしょう?
舳倉島
https://www.mapillary.com/app/?lat=37.850&lng=136.919&z=15
能登半島は輪島市から船で90分。日本海に浮かぶ孤島です。渡り鳥が飛来する春のシーズンには野鳥観察で賑わいをみせます。
個人的なおすすめポイントは、まず神社。島を囲うように点在する8つの神社は、豊漁・航海の安全・防疫などがそれぞれ祈願され、島の守りとなっています。荒波を背景に佇むお社は絵になります。
そして島の沿岸部に並ぶケルン。竜神池に眠る竜神様の供養として石を積んでいるとのことです。
ただし島内には食堂などの店舗はありません。自販機も1台だけです。宿の手配や食べ物の確保など、十分な準備をしたうえで島に向かってください。 とはいうものの、少しの不便さも離島の楽しみのうちです。日本海のど真ん中にいる「孤島」感を味わいましょう。
飛島
https://www.mapillary.com/app/?lat=39.194&lng=139.549&z=14
酒田市から船で75分。舳倉島と同じくこちらも渡り鳥の島です。
酒田市からほど近く、歩いて回れるほどよい広さで、雄大な海岸あり、静かな山の遊歩道あり、疲れたらカフェで一休み。 「離島」に求められる要素がてんこ盛りで、満足度が高い島です。 舳倉島とは対照的に、食堂やカフェもあるので、気軽に行けるはずです。
おススメスポットは南側に位置する海岸遊歩道と、北に位置する巨木の森です。荒々しい岩肌・波しぶきと、深く静かな森はどちらも捨てがたい。
琵琶湖の小島
沖島
https://www.mapillary.com/app/?lat=35.205&lng=136.0626&z=15
ここは「島」を味わうというより、「街」「路」を味わう地です。島のメインストリートと言っても良いホンミチ。そして島民の足である三輪自転車。入り組んだ狭い路地を迷いながらゆっくり歩きましょう。
多景島
https://www.mapillary.com/app/?lat=35.296&lng=136.178&z=18
島全体が見塔寺の敷地で、小さなテーマパークの様相です。狭い島ではありますが、島の滞在時間は30分しかなく、時間が全く足りません。地図を見ながらオリエンテーリングのように楽しみましょう。
竹生島
https://www.mapillary.com/app/?lat=35.422&lng=136.144&z=16
法厳寺と都久夫須麻(つくぶすま)神社の島です。ここは琵琶湖に浮かぶ極楽浄土です。法厳寺も都久夫須麻神社もエンタメ性たっぷりで敷地内を歩いてるだけで楽しめます。 ただ滞在時間は70分ほどで、多景島よりさらに時間が足りません。 見たいポイントを一か所に絞って、あとは港のカフェでくつろぐのもいいかもしれませんねぇ。
まとめ
どの島にも独自の文化が色濃く残っています。パッと目に付くところでは、道やら壁やら屋根やらでしょうか。地理的な要素と文化的な要素をうまく結びつけられるようになっていきたいなぁと思うこの頃です。
資料
本記事の地図にはOpenStreetMap((c)OpenStreetMap Contributors)およびMapillaryを使用しています。