2007-01-01から1年間の記事一覧

「大森荘蔵-哲学の見本」を途中までと知覚と世界

「大森荘蔵-哲学の見本」(野矢茂樹、ISBN:9784062787536)を読む。大森氏についてはまったく知らない。野矢信者買い。 また失敗した。解説本はダメだっていつも書いてるのに。信者買いだから仕方ないけど。 なんで解説本がダメなんだろうか。本を批判的に読も…

倫理問題101問

「倫理問題101問」(マーティン・コーエン、ISBN:9784480090591)を読む。 なんと言ったらいいか。 本の中身はあまり面白くなかった。個々のジレンマはそれほど面白いと思わなかったし、ディスカッションパートも何が言いたいのかよくわからない。 ただ、101問…

「セザンヌ4つの魅力」展 〜ブリヂストン美術館

ブリヂストン美術館*1で「セザンヌ4つの魅力」展を見る。常設展を見に行ったら、たまたま企画展をやってた。 ちょっと微妙。有名画家の作品はたくさんあるけど、いまいちピンと来るものがなかった。なんでかは知らん。 展示室は狭苦しい感じがした。天井が低…

百学連環

印刷博物館*1で百学連環展を見る。地下鉄の広告で気になってたので。 なかなか良かったと思うよ。昔の人の「記録する」思いが伝わってきて。 でも、本の展示って2ページしか見えないから損した気分になる。レプリカでも作って自由に中を見せてもらえんもんか…

地球環境の教科書10講

「地球環境の教科書10講」(左巻健男ら、ISBN:4487800625)を読む。悪くない。 環境問題を全般的につかむのにいいと思う。「はじめに」で書かれている「簡潔だが理解するのにちょうどよい丁寧さ」「背後に熱い心を持ちながらも、できるだけクールに」という試…

流れのふしぎ

「流れのふしぎ」(石綿良三、根本光正、ISBN:4062574527)を読む。なかなかいい本でした。 流体のいろんな挙動について、「身近な例」「原理」「応用例」がセットで書かれており、うまくバランスをとっているなあと思った。解説そのものはちょっと微妙なもの…

「悪魔のサイクル」へ挑む

『「悪魔のサイクル」へ挑む』(ISBN:4492222618、西澤潤一、上野稃黄*1 )を読む。 なんと言ったらいいのか。 トンデモと切り捨てるのも躊躇する。まともなことを書いてるところもある。だが中心的な主張に根拠がなく、笑いを誘うものであるところは、トンデ…

水素は石油に代われるか

「水素は石油に代われるか」(ISBN:4274200744、Joseph J. Romm)を読む。 燃料電池自動車がわりにあわないとか、各論についてはわかりやすい(私の考えとほぼ同じ)と思う。でも全体としてどういう主張なのかわかりにくいかも。「水素」をタイトルに持ってきて…

世界が変わる現代物理学

「世界が変わる現代物理学」(ISBN:4480061932、竹内薫)を読む。 物理学が「SF化」「モノからコトへ」変わっているとの話。 あまり面白くなかった。量子論の説明もわかりやすいとは思えなかった。 …(なんとなくは)すでに知っていた内容だからか?

横山大観記念館

その足で横山大観記念館へ。 …まさに「記念館」だったわ。作品展示はあんまりない。でも普通の部屋に絵が置かれてるのはいいものですね。

竹久夢二美術館

先週行った「大正シック展」が思いのほかよかったので、似た系統の竹久夢二美術館へ。 悪くはなかった。まあまあよかった? 竹久夢二の絵には、ちょっと不安定な線が醸し出す魅力があると思うのだけど、展示してあった絵は作品ごとにちょっとばらつきが感じ…

静岡県立美術館 大正シック展

また休憩。静岡県立美術館*1で開催されている大正シック展*2へ。 正直あまり期待してなかったけど、結構楽しめた。なんか全般的にエロさがある。「中村大三郎 《婦女》」は展示会のメイン作品だけあって(?)、けっこうよかった。構図的にはダヴィッドとマグリ…

芹沢硑介美術館

自転車散歩の途中で休憩。芹沢硑介美術館へ*1。染物の人間国宝らしい。 染物の芸術性ってどんなもんなんだろうか。よくデザインされた着物も、ガラスケース内に展示されてしまえば比較対象が絵画になってしまう。とすると制限された表現方法が足かせにしかな…

富士宮あたりを

10/6 御殿場から富士宮へ。予報では晴れだったのに、どんより曇ってる。ほんの少し雨も降ってる。なので富士山はすぐそばのはずなのにまったく見えない。損した気分。 広い道でもないのに、ダンプが結構なスピードで走ってるのでちょっと危ない。ダンプに限…

こっちが富士山

三保灯台

昨日は富士山が全然見えなかった。

ご冗談でしょう、ファインマンさん

「ご冗談でしょう、ファインマンさん」(R.P.ファインマン、上巻ISBN:4006030053、下巻ISBN:4006030061)を読む。10年位前に読んだことがあるが、また読んでみたくなった。 やっぱり、こういう生きかたには少しあこがれてしまう。ひとつの理想的な生きかたとで…

ヴォネガット、大いに語る

「ヴォネガット、大いに語る」(カート・ヴォネガット、ISBN:4150501505)を読む。講演などの短文集。 これはいまいち。読むのが途中できつくなった。 ビアフラ共和国 ヴォネガットはフィクションをノンフィクションっぽく書くので、騙されないようにいつも気…

石原都政副知事ノート

「石原都政副知事ノート」(青山やすし*1、ISBN:4582852092)を読む。 知事と副知事の熱意を書いた本?面白いといえば面白いのだが、そのまま受け取るのもまずそう。 実現した政策、できなかった政策がまとめられていたのはよかった。 *1:ニンベンに八と月

バカの壁

「バカの壁」(養老孟司、ISBN:4106100037)を読む。 養老氏の話(口述?)を編集者が文書化したものらしい。そのせいか、話にストーリーがあまり感じられない。思いついたことを話しているだけというか。それぞれの話がわかりにくいわけじゃないけど。 バカの壁…

「あたりまえ」を疑う社会学

『「あたりまえ」を疑う社会学』(好井裕明、ISBN:4334033431)を読む。 タイトルにある「あたりまえ」を疑う態度については、いまいち汲み取れなかった。 社会学者がどういう思いを抱いてフィールドワークに望んでいる(望むべきだと考えている)のかは、少し感…

働きすぎの時代

「働きすぎの時代」(森岡孝二、ISBN:4004309638)を読む。タイトルだけでも中身が大体わかるかな。 ・狩猟・農耕時代は今より休みが多かったらしい。へー ・三六協定は時間外労働を制限する協定ではなく、許可する(?)協定だったらしい。へー ・本の結論(働き…

藪野健―記憶の都市

Nさんに誘われて府中市美術館へ。「藪野健―記憶の都市」*1を見る。 んー。そんなに悪くないけど、ワンパターンというか。1~2枚見れば十分というか。 「記憶の都市」を描いているということで、絵そのものよりも、絵が描かれた背景や雰囲気のようなものが前面…

応用倫理学の考え方

「応用倫理学の考え方」(小阪康治、ISBN:4888489998)を読む。 科学教信者っぽい視点からの批判になりそう。 明らかって? 科学的測定の限界 ふつう科学的測定を根拠にすれば、中立的で客観的な最終決定ができると考えられる。しかし判決文の中では科学的なは…

科学捜査マル秘犯罪ファイル

「科学捜査マル秘*1犯罪ファイル」(須藤武雄、ISBN:4537025239)を読む。まあまあ面白かった。 目新しい方法が紹介されているわけではないけど、どういう場面で使われたのかの具体例がよい。あまり役に立ってなさそうなケースもあるけど。ポリグラフ(嘘発見器…

「小さな政府」を問いなおす

『「小さな政府」を問いなおす』(岩田規久男、ISBN:448006320X)を読む。読んだだけ。頭に入らんかった。

常念岳

Mさんが槍ヶ岳に沈む夕日の写真を撮りに、常念岳へ行くとのことで、便乗してついて行くことに。かなり久しぶりの山。 金曜日の夜中に出発して山へ向かう。Mさんの車に乗せていってもらったので、私は寝て行けたが、Mさんは徹夜。きつそう。気が引ける。登山…

槍ヶ岳が見える

さすがにあそこには行けんわ。

常念岳

久しぶりに山に来た。滅茶苦茶きつい。

適当に三冊

「新・アメリカ合州国」(本多勝一、ISBN:4022614196) 旅行記のようなものなので、全体的には読みやすいと思う。ただ、批判の根拠が薄かったり、他の自著参照だったり、わかりにくいところも多い。現地に行き自分の目で見て理解する、というのが本田氏のスタ…