適当に三冊

「新・アメリカ合州国」(本多勝一ISBN:4022614196)
旅行記のようなものなので、全体的には読みやすいと思う。ただ、批判の根拠が薄かったり、他の自著参照だったり、わかりにくいところも多い。現地に行き自分の目で見て理解する、というのが本田氏のスタンスなんだろう。ミクロな観点でマクロを理解するのは限界があるとは思うが、それはそれでありかとも思う。

改憲は必要か」(憲法再生フォーラム、ISBN:4004309115)
わかりにくい。本の目次には、(改憲は不要であるというスタンスで)いくつかのテーマが並べられ、テーマごとに議論するような構成をとっている。しかし各章ごとに著者が違うので、別の章で扱うべき内容についても論じてたりして、雑然としている。取りまとめ役はもうちょっとちゃんとしろ。

「日本を創った12人」(堺屋太一ISBN:4569665608)
選択基準を私がどうこう言うことはできないけど、個々の説明はなかなか面白いと思った。聖徳太子宗教戦争終結とか。
この人ってサンシャイン計画もやってたんだね。何したのか知らんけど。