DOMANI明日展@ 国立新美術館

古郷秀一:たわみシリーズ。金属が次第にたわんでいく形を重ねることで、長久の時間を一瞬に閉じ込めた感覚が味わえる。
遠山香苗:円筒形のカラフルな物体がキャンパスの中を跳ね回っている。色の運動、リズムが限りなく楽しい。特に小品を並べたものが良かった。今回一番の収穫。ただ、動線らしきものが描かれていたのだが、必要なのだろうか。
赤崎みま:写真作品ではあるようなのだが、色彩に徹底的にこだわっているようだ。写真による絵画的表現へのアプローチと言えるのでは。
鈴木涼子:「極端に強調されたプロポーション、水着やセーラー服といったお決まりのコスチュームなど、男性を「萌え」させる表象に満ちあふれています。ただなぜか顔だけは同じ人、それが作者の顔と知ったらどうでしょう。*1なんて説明されていたが、昔から芸術表現なんて似たようなもんじゃないか。モナリザでやったら三番煎じにしかならないので、サブカルにしてみました、って風にしか見えない。
神戸智行:池の中の細やかな生命の動きをキャンパスに閉じ込め、たくさん配置することで空間を作り上げている。現代の屏風という感じ。心地よい空間が形成されていて、心が落ち着く。
全体的に素晴らしかったよ。