「鼻行類」「シュテュンプケ氏の鼻行類」

「科学書乱読術」*1で気になった本を読み始める。

上の本が架空の動物についての生態観察記録で、下の本がその解説。こういう真面目な嘘は非常に好きで、私も良く使う。それでこの本を読んでみようと思ったのだが。

残念ながらあまり楽しめなかった。最初からネタバレ状態なので、読み進めるのがつらい。1ページだけ読むのも100ページ読むのも、得られる情報量としては変わらないから。

解説本のほうは、「科学者の真面目な嘘」が引き起こした社会的現象についても書かれており、まだ読める。でも元ネタを読んでいることが前提なのでやっぱり読みにくい。

姿勢は好きなんだけど、ちょっと残念でした。