「鼻行類」「シュテュンプケ氏の鼻行類」
「科学書乱読術」*1で気になった本を読み始める。
- 「鼻行類」(ハラルト・シュテュンプケ、ISBN:4582762891)
- 「シュテュンプケ氏の鼻行類-分析と試論」(カール・D・S・ゲーステ、ISBN:478350167X)
上の本が架空の動物についての生態観察記録で、下の本がその解説。こういう真面目な嘘は非常に好きで、私も良く使う。それでこの本を読んでみようと思ったのだが。
残念ながらあまり楽しめなかった。最初からネタバレ状態なので、読み進めるのがつらい。1ページだけ読むのも100ページ読むのも、得られる情報量としては変わらないから。
解説本のほうは、「科学者の真面目な嘘」が引き起こした社会的現象についても書かれており、まだ読める。でも元ネタを読んでいることが前提なのでやっぱり読みにくい。
姿勢は好きなんだけど、ちょっと残念でした。