ジャーナリスト宣言…(?)

最初見たときは、文章の最初と最後が矛盾してるなと思ったが、宣伝としてはなかなかうまかったね。
宣言とは関係ないけど、「報道危機-リ・ジャーナリズム論」(徳山喜雄、ISBN:408720197X)、「新聞記事が「わかる」技術」(北村肇、ISBN:4061496654)を読む。
んー。ま、ふつう。
「報道危機」のほうは、ヨーロッパのジャーナリスト養成機関の話が少し興味深かったかな。
「わかる技術」のほうは、著者が完全に割り切って書いてる分、なかなか楽しめた。なにしろ、

とりあえず「自浄努力による新聞改革」はタナにあげ、矛盾を覚悟で、「情報の達人」になるコツをお伝えしたいと思うのだ。(P6)

というスタンスなのだ。ジャーナリストと呼ばれる人の本音(?)が垣間見える感じ。
ただ、権力批判を常に肯定する態度はあまり好きじゃない。政府と国民の関係とかは、福沢諭吉の考え方が好きだな。「学問のすすめ」について書いてみたいけど、なかなか書けない。いずれまた。