地球温暖化論への挑戦

地球温暖化論への挑戦」(薬師院仁志ISBN:4842912286)を読む。
薬師院氏の著書『暴走する「地球温暖化」論』で、

私の行なった作業は、古い書物や科学雑誌の記述を発掘し、追跡することを通じて、気候変動に関する理論や世論がいかにして誕生し、変遷し、流通してきたのかを解明することであった。この種の研究手法にかけては一応本職なので、かなり綿密かつ詳細に調べたつもりである。(『暴走する「地球温暖化」論』P26)

と書かれており、その手法やどんな結論が得られるのか非常に興味が出たので。
が、読んでみて失望。単に、たくさん本を読んで、地球温暖化論に反する資料を集めてみました、ってだけだった。
参考文献はさすがに充実しているが、ほとんど日本語の一般書。学術誌はサイエンスくらいしかない。一次文献にあたれよ。
安井至氏の書評も参考にどうぞ。『「地球温暖化論への挑戦」への挑戦』