アンチ・ドーピング3

  • Did Dave Brailsford and Team Sky let us down? http://www.theroar.com.au/2013/07/22/did-dave-brailsford-let-us-down/
    • チームスカイ監督Brailsford
      • 「私達が持っているものはすべて見ることができます。」と、WADAにデータ提供を申し出た。
      • 「こちらに来て、生活を共にしていただいて構いません。データはすべて見ることができます。統一基準でデータを取り出し、トレーニングデータと、血液データや体重を照らし合わせることもできます。」
      • 「WADAは、データが信頼に足るものか、世界に対して伝えることができます。これが私にできるベストだと思います。」
    • しかし、WADAは個々の選手データを検証できなかったと答えた。
    • WADA
      • 「公正でクリーンなスポーツを促進するために、関連情報を共有したい。私たちは常に、ドーピングと戦うための情報を欲している。」
      • 「個々のチームや個人の要請に応えることはWADAの任務というわけではありませんが、スポーツ国際組織の要請があれば対応することにしています。」
      • UCIはチームスカイと関連情報を共有する責任があります。イギリスアンチ・ドーピング機構UKADはチームスカイと協議を進めるべきでしょう。」
    • その後、チームスカイはレキップ紙にデータを提供し、「パフォーマンスは正常な範囲内」との見出しを飾った。
    • データ解析にGrappe医師を選んだのは疑問。彼は過去にランス・アームストロングをシロ判定したことがある。
    • Grappe医師
      • Grappeはかつてランスを正常と証明したと非難されている
      • 「馬鹿げたことを言う人がいる」
      • 「タイムトライアルでは420-430ワット出せないと言う人がいるが、間違いです。それほど昔ではありませんが、私が関わった選手でファロン山を400ワットで20分間登った人がいます。彼はアームストロングとは程遠いレベルでした。」
      • 「したがって、アームストロングや他の選手が山で460-470ワットを出しても驚くことではありません。不可能ではないのです。」
      • 「それは長年にわたる厳しい練習の成果です。」ランスがツールを支配した際にこう語った。
      • 「ここ10年で、大ギア比を使う選手が増えました。高ケイデンスは筋肉を柔らかくするので、大ギア比により柔軟性を失った選手もいます。」
      • 「自然な状態でヘマトクリット値が50%に達する選手もいます。そのような選手は時に51%になることもあります。それはドーピングを意味しません。」
    • Dr. Conor McGrane
      • アイルランドサイクリング協会会員。UCI選挙でPat McQuaidに反対票を投じた。
      • ヘマトクリット値について「通常は38-44%の間に入る。時々、46%になるケースもある。しかし、あのルールが採用されてから、49%を叩きだす選手が出てきた。」(訳注 50%以上でドーピングと判定されるルール)
      • 「私は医師を19年続けてきた。自転車界には9年いる。自然な状態で48%を越える人は一人しか見たことがない。しかし、90年代後半から、48.7とか48.9を出すようになった。このような状況は、異常値を示した場合はレースから排除されるべきという証拠に反している。あのルールが採用されたため、少なくとも10年はドラッグフリーの場をつくるチャンスが失われた。」