ハクソー・リッジ

ハクソー・リッジを見てきた。元々は特に興味なかったんだけど、沖縄戦を描いているというので見てみたくなって。
60〜70歳くらいの年配の人が多かったな。

  • 冒頭の戦闘シーン:前評判通りに大迫力!
  • 前半:だるい
  • 後半:大味。食傷。

大味、食傷ではあるけど、それが戦争を描くってことなんだろう。細やかな描写も、ドラマチックな展開も、悪役の跋扈も、ヒーローの活躍も、そんなものはなく、淡々と進むのが戦争。(ま、これは映画なんで最後のほうでヒーローの活躍はある)

前宣伝で沖縄に言及していないことが批判されていたし、私も反感を覚えた。でも実際見てみると、前宣伝で沖縄に言及するのは難しそうだなと感じてしまった。実話としては沖縄での話かもしれないが、映画としては沖縄の要素がない。敵役を日本人が演じているってだけ。舞台をドイツにしてもベトナムにしても成立する。日本で「沖縄」に言及すると、「沖縄戦の真実が!」的な雰囲気になっちゃいそうだけど、そんな映画じゃねぇからこれ。
逆に言えば、どんな戦場でも均質に人は死ぬ。

ちなみに