雲取山〜飛龍山

今回はMTD氏との登山。私にとっては初の泊りがけ。といっても山荘に泊まるので特別なことはないけど。登山予定日は雨が降りそうだが、気にしないことにした。計画を決めて木曜日に雲取山荘に予約を入れる。が、雨どころではなく、ちょうど台風と重なってしまったようだ。中止にするか迷ったが、ぎりぎり通り過ぎそうだったので実行することに。

当日は朝一番の電車で奥多摩に行くため、4:30ごろ家を出る。雨を心配していたが、台風一過といった感じで天気は良い。MTD氏は車で現地に行くため、すでに鳩ノ巣駅に着いているようだ。鳩ノ巣駅でピックアップしてもらい、登山口の鴨沢へ。駐車場が空いているか心配だったが、天気が悪いという予報だったためか、朝が早いためか、一台しか停まっていない。準備をして8:30に出発する。計画書を入れるポストもなく、どこが登山口なのかわかりにくい。山道に入るが、いったん車道に出て、また山道に入る。登っていくが単調というか歩きやすいというか。階段もないので自転車でも登れそうな気がする。途中に民家や畑があった。こんなところで生活するのは大変そうだ。途中で集団を追い抜くとき、横につけていたストックがぶつかりそうになってしまった。ちょっと失敗。


歩きやすい道は続き、そろそろお昼ということで、水を確保するために七ツ石小屋に登るか、奥多摩小屋まで進むか迷ったが、展望が開けているらしいので七ツ石山でお昼にすることに。といっても、天気が悪いので展望は望めそうにないが。一縷の望みをかけて山頂へ。望み絶たれる。霧で何も見えず。晴れていれば本当に眺めがよさそうなんだけどね。山頂でお昼を取って先へ進む。相も変わらず霧一面と平らな道が続く。途中で練習のために持ってきたストックを取り出す。よくわからない。途中賽の河原みたいなところを通る。そのまま進んで雲取山山頂へ。避難小屋も非常にきれい。避難小屋の隣が山頂かとも思ったが、もう少し離れたところに本当の(?)山頂あり。山頂なら携帯(AU)の電波が入るかとも思ったが、残念ながら入らず。天気が悪いため、山頂に人はほとんどいない。有名な山だから天気がよければいっぱいになるんだとは思うが。


しばらく休んで雲取山荘に下る。ここの下り道は本日最大の難所。小屋まで思ったよりもかなりの距離があるし。明日の朝に朝ご飯の前に山頂で日の出を見ようかとも思っていたが、あまりにもきつそうなのでやめる。鎌仙人の碑があるが、よく知らない。下って下ってやっと山荘にたどり着く。普通のペンションみたいな感じ。7500円払って部屋へ。8畳間を二人で使う。客が多ければ相部屋になるんだろうけど。天気が悪いのでやや得。特にすることもなく廊下にある本棚から本を引っ張り出して読んだりしてすごす。晩御飯を食べて寝る。あまり寝付けず。

二日目。朝ご飯を食べて出発。雨が降っているので合羽を着込む。一応山頂に上るが、やっぱり何も見えず。下って三条ダルミへ。ここから飛龍山までは平だが道幅も狭く歩きにくい道が続く。晴れていればましなんだろうけど、雨なので滑りやすくいやな感じ。狼平で鹿を見かける。ひたすら前に進む。飛龍山に登り、下って禿岩で昼ご飯。霧は出ているが、隣の山までは何とか見える。


前飛龍まで下るが、かなり急な下りで神経が磨り減る。下りはいやだ。急坂が終わって、ゆるやかな尾根道に入る。途中で鹿を見る。サオラ峠からつづら折りの下りに入る。つま先が靴先にあたって痛い。下りはうんざり。下って下って下って下ってやっと町に下りる。バス停で終了。MTD氏に車を取りに行ってもらい、温泉に入って帰る。