八ヶ岳縦走 〜三日目(硫黄岳山荘〜硫黄岳〜根石岳〜東天狗岳〜中山〜丸山〜麦草ヒュッテ)

朝は晴れている。
雲の間からだが、日の出も見えた。
4時半ごろに日の出といっていたのに、実際は5時近かった。
外は寒かった。
せめて靴下を履くべきだった。
雲間からだったから時間が遅くなったか?
朝ご飯は、生卵、納豆、グレープフルーツ、その他。
卵と納豆が両方出たので、ご飯のおかわり。
弁当は普通の鮭弁当。
…
まずは硫黄岳までのちょっとした登り。
石がゴロゴロ。
霧で何も見えず。
ずいぶん足が疲れている。
あと三日持つか?
硫黄岳山頂付近は広場のようになっている。
足下は石だらけだけど。
夏沢峠に向かって下る。
石だらけ。
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夏沢峠では、硫黄岳に続いて小学生の団体とすれ違う。
夏沢峠のほうはこれから宿を出発する感じだったが、硫黄岳のほうはどこに泊まってたんだろう?
夏沢峠からは樹林帯に入る。
虫が飛び回っていてうるさい。
道は土に近く比較的歩きやすい。
珍しく階段があった。
山を越して、根石山荘、根石岳に。
ちょっと晴れそうな感じもする。
西側の町が見える。
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根石岳からの下りは結構楽。
ちょっと晴れていて、周りの景色や目標が見えるからか。
東天狗への登りはまたガレ場。
いいかげん飽きた。
でも手を使うところはほんの少しだけ。
山頂も岩だらけ。
少し霧があるので遠くの山は見えない。
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東天狗から少し下ったところで道を間違えた。
岩陰に鎖があったのに気がつかなかった。
鎖があるだけあって、結構急な下り。
麦草ヒュッテに電話を入れる。
中学生十数人と相部屋になるようだ。
下っていくと、岩から岩へのアスレチックコースに。
それが終わると水溜りだらけの道。
もう少しまともな道を歩きたい。
両足の親指にまめができそうな感じ。
…
中山峠から中山に向かう。
相変わらず岩の間を縫うように進む道や、泥の中の丸太を歩く道ばかり。
北斜面だからこんなにじめじめしているのか?
ウグイスが鳴いている。
中山は標識もなく、いきなりくだりに入る。
中山をすぎて少ししたところに展望台というか広場があったので、そこでお昼にしようかとも思うがアブとハエがうるさくてしょうがない。
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中山からの下り。
岩・岩・岩。
下り・下り・下り。
気が狂いそうになる。
岩と下りは嫌いだとあれほど言ったのに。
一応樹林帯の中だけど、日差しが結構強く首筋がひりひりする。
なぜ岩が道のところにばかりにあって、林の中にはないのかを考えたが、この道は元は川もしくは溶岩流だったのではないか。
それで上流から石がゴロゴロ流れ落ちてくる、と。
すべって足を少し怪我した。
気が狂う一歩手前で高見石小屋に到着。
…
丸山までは一気に上る。
下りはまた水溜り、泥、岩の連続。
中山からの下りよりはずっとましだけど。
泥のひどさはこっちが上か。
途中で木の橋で滑って転んだ。
前を行く普段着のカップルに大丈夫かと声をかけられた。
恥ずかしい。
カップルを追い抜き、だんだんと傾斜はゆるくなる。
視界がはれたら麦草ヒュッテが見えた。
草原の中と言えばそうかもしれないが、草むらと言ったほうがあってるかも。
相部屋で頼んでいたが、1000円しか違わないので個室にする。
周りは中学生だし、登山者の迷惑を押し付けるわけにもいかないしね。
…
中学生の団体は保護者半分と女子半分。
何しに来てるんだろう。
ほかの客は俺一人。
相部屋にしなくて良かった。
アイスクリームを食べる。
5時から風呂の予定だったが、4時に準備ができたので先に入れと言われる。
6時に晩御飯。
鮭フライとか。