八ヶ岳縦走 〜四日目(麦草ヒュッテ〜茶臼山〜縞枯山〜北横岳〜双子池ヒュッテ)

朝、洗濯物は速乾シャツしか乾いていない。
6時に朝ご飯。特筆無し。
出発の準備をしていたら、中学生グループもちょうど出発するようで準備運動をしていた。
向こうは上下雨具を着ている。雨でもないのに。
あまり晴れているわけでもないが。
茶臼に向かって出発。
最初は木道。
倒木道よりはずっと歩きやすい。
しばらくするとまた泥+倒木道に。
分岐を過ぎたら岩になったが、岩の大きさと歩幅があっているためか、歩きやすい。
頂上に着いたかと思ったら、単なる中腹だった。
…
茶臼山山頂から天望台に出る。
展望ではないらしい。
西側の景色が開けていて、たしかに展望という感じがする。
茶臼から下りは、ボロボロの赤土に石が転がっている。
比較的歩きやすいほうか。
縞枯山への登りは泥だったり岩だったり、ある意味バリエーションに富んでいる。
途中に標識がいくつかあったので、あっという間に山頂に着いた感じがする。
山頂は木が立ち枯れている。
…
縞枯山からの下りは岩の急坂。
岩が湿っていて怖い。
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岩場の二時間コース。
アプローチの登りから岩場。
久しぶりに手を使って登る。
結構大変だが、こんなものはまだまだ序の口だったとあとで思い知らされることになる。
頂上に近づくにつれて岩がきつくなる。
頂上からは岩場での八艘飛び。
かなり怖い。
三点確保できないところが多く、風でバランスを崩してしまう。
しかも長い。
遠くに目標を定めて、そこまでついたと思ったら、また先が現れる。
怖い。
早く終わりたい。
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やっとのことでくだりに入る。
ちょうど上り始めようとしている母娘二人組みとすれ違う。
娘のほうは先に進もうとするが、母のほうは岩場を登るのが怖くて登れないようだ。
登りは両手で確保できるからそんなに怖くないと思うが。
岩場が終わってからがまた長い。
岩場が終わって一仕事終えた気になっているのに、休めない。
ずーっと歩いてロープウェーの分岐に着く。
ロープウェー乗り場でもらったのではないかと思われる観光地図を手に、岩場のほうに進む家族連れとすれ違う。
無理するなよ。
地図には岩場危険とか書いてないのか?
北横岳山荘に着く。
ここで昼食を取るつもりだったが、食事のサービスはないようなので先に進む。
山頂に着く。
ロープウェーで近くまで来れるから、観光客でいっぱい。
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山頂で双子池ヒュッテに予約。
名前も聞かれなかったけど大丈夫か?
昼ご飯はパンひとつ。
とりあえず下る。
またイヤな感じの急坂だ。
でも岩は少ないのでずっと良い。
でも長い。
長い。
だんだんと平坦になってきて、亀甲池に到着。
ほとんど水が枯れている
親指の先が痛くなってきた。
…
亀甲池からは意外とハードな道。
明日はまたここを通るかもしれないと思うといやになる。
登りきって天狗の露地で、下って双子池雌池に到着。
遠くから見ると真っ青な色に見えて、どういう池だと思ったが、単に空の色が映りこんでいるだけだった。
池のほとりにキャンプ地があるが、笹薮を刈り込んだだけのようで、ここにテントを張ると下が結構痛そうな気がする。
ヒュッテはまだ見えない。
池をぐるっと半周ほどしてやっと到着。
山荘のおじさんは世話焼きなようで、池がきれいだから見て来いとかやけに勧める。
現時点では大部屋に一人。
…
晩御飯は豚汁、野菜のてんぷら。
豚汁は具沢山でとてもよい。
てんぷらも山のご飯って感じでよい。
さすがに山で採ったものだとは思わんが。
明日の降水確率は40%らしい。
どうなるか。