死を積み重ねていったら、その先が見えてきたというか… 〜「死因事典」

「死因事典」(東嶋和子、ISBN:4062573091)について書いてみようと思うが、とりあえずテスト。
人はどうやって死ぬか、ということについてデータを集めまくった本。
重いテーマを扱っているはずなのだが、「データ」が前面に出されているので軽く読める。もちろん語り口が軽妙というのもある。
最近読んだ哲学の本で、「哲学とは死について考えること」とか書いてたような気がする。中島義道だったかな?この本はそっから先を見せてくれたような気がする。
1ページごとに著名人の死因が簡単に記されているのがアクセントになっている。死ぬことは特別なことではないという感じを抱かせてくれる。