ちひろ美術館でまったり

東京のちひろ美術館には展示が入れ替わるたびに大体見に行っている。いい年したおっさんが一人でいわさきちひろの絵を見ているのは、周りから見ればかなり怪しいんじゃないかと思う。でも展示室のソファーでまったり過ごすのが好きなんだよなぁ。
それはそれとして今回の展示は「お・い・し・い ちひろ」ということで、食べ物を描いた絵が中心。広告もの(ヒゲタ醤油だっけ?)の食べ物とか本当にうまそうなんだよな。あと、中期の絵(?輪郭が比較的はっきりしているやつ)で初めて見る絵が多かった。
でも今回は本展示よりも、企画展の「世界のおいしい絵本」が良かった。美術館の図書室には海外の絵本もたくさんあるんだけど、これまでは全く見ようともしていなかった。それで今回の展示で絵本の原画をいくつか目にしたが、かなり面白かった。斬新な気がした。中でも特に気に入ったのが、クラウディア・レニャッツィさんの「わたしの家」。ちょっと不気味な雰囲気がする絵だが、明るさと暗さが同居していると言ったらいいのか、強く引き込まれる絵だった。やっぱりと言っては何だが、野間国際絵本原画コンクールというので大賞をとっているらしい。絵のいくつかはそのサイトで見ることができる(http://www.accu.or.jp/noma/japanese/works/2002/001/)。
ところで、美術館では「レニャッツィ」と表記してあったが、これだと全然検索に引っかからなかったので物凄くマイナーな作家なのかと思ったが、「レニャツィ」表記ならもう少し検索に引っかかる。スペイン語表記はClaudia Legnazzi。本を買ってみようかと思ったが、翻訳ものはなさそう。原語(スペイン語)ものだと、日本アマゾン(amazon:Claudia Legnazzi)には在庫は無くて、米アマゾン(http://www.amazon.com/exec/obidos/search-handle-url/field-keywords=Claudia%252520Legnazzi)ならいくつかあるみたい。でもイメージが見られない。気が向いたら買おう。

追記:洋書関係はスカイソフトが強いらしい。http://www.skysoft.co.jp/Newskysoft/SearchRes.asp?kwd=Claudia+Legnazzi