科学するまなざし

「科学するまなざし」(監修 村上陽一郎ISBN:4895142469)を読んでみた。中学・高校生の「21世紀を幸せにする科学」作文コンクール作品集。図書館で本棚をあさっているときに目に付いた本で、村上氏が監修していたのと、「今時の若いもん」が科学にたいしてどういう認識をもっているのかちょっと興味があったので借りてみた。
さすがにコンクールで入賞するだけあって、立派なこと書いてる。でも、審査員の人も書いてるように、夢があんまりないね。科学で夢を語れないのは私も同じだけど。夢がないのは、現状に満足してしまってるからかな。今の生活にそんなに不満はないし。燃料電池核融合ES細胞が実用化されても、生活が劇的に変わるわけじゃない。燃料電池を買うぐらいなら、NintendoDSでも買ったほうがよっぽど生活は劇的に変わるだろうね。
昔は新大陸や宇宙や生命活動が未知の領域だったんだろうけど、今ではかなりのことがわかってきている。今はどこが夢を語れる未知の領域なんだろうか。脳科学で精神活動を解明するとか?貧困な想像力だな。