能登半島二日目(旅行中のメモ)

夜中の1時ごろに目がさめて、二度寝したら4:30に。起きて出発の準備をする。テントの外に出てみたら、朝露が降りているのかテントや自転車がびしょぬれになっていた。自転車そのものは濡れても関係ないけど、GPSと携帯電話を自転車に載せたままだった。どっちもとりあえず問題はなさそう。テントをたたんで朝飯を食べて5:30ごろ出発する。
昨日に引き続いて自転車道を走るが、すぐにわかれて海岸線の道を選ぶ。道はなかなか走りやすい。原子力道だからだろうか。ラジオ体操を横目に旧福浦灯台へ向かう。墓場の中を通ってたどりつく。こじんまりとしている。
昨日とはうってかわってアップダウンが多くなってきた。曇り気味なので暑くなくて良いけど。
能登金剛の巌門で一休み。能登金剛っていうのはこのへんから関野鼻あたりまでの一帯を指すらしい。名所らしいけど、どのへんがすごいのかよくわからんかった。
世界一長いベンチを見る。長いっちゃ長いけど、折れ曲がってる部分で切れてるようにも見える。そういえば世界一(日本一?)長いハモの椅子っていうのを思い出した。悲しい。
能登金剛のハイライトらしい関野鼻を見る。やっぱりどこがすごいのかよくわからん。先へ。
海岸線から内陸部に入り、150mくらい登って中屋トンネルへ。きつい。
あとはずっと下って輪島へ。漆芸美術館に寄る。商工会作(?)の漆器作品がなかなかよかった。でも蒔絵を描いてるのはあまり好きじゃない。食器が美術品(絵画)に変わってしまう感じがするから。あと、江戸時代くらいの古びた作品もあまり好みじゃなかった。食器として使えそうにないからだろうか。お箸でも買っていこうかと思ったが、手入れが面倒そうなのでやめ。
美術館でもらった食事マップを見て、昼飯にコロッケを買う。自転車屋があったので、持ってくるのを忘れていた予備チューブを買おうとしたが、ママチャリ専門のようで置いてなかった。朝市通りにも行ってみたが、当然のことながらほとんどの店が店じまいを始めていた。特に何も買わずに先へ行く。
千枚田に。田んぼ小さすぎ。ハートマークの田んぼもあったりして遊び心があってよい。
晴れてくる。暑い。
すず塩田村で製塩のビデオを見る。走っている途中でゲートボール場みたいな公園を整備しているのを見たが、実は製塩作業の一環だったようだ。作業は大変そう。観光資源として残しているというより、ちゃんとした収入源になっているようだ。
今日は自転車旅行者と3人ほどすれ違った。昨日は一人も見なかったけど。
千本椿の登りはかなりきつい。以前と比べて体力がなくなっている気がする。暑い。
禄剛崎灯台へ灯台は道から少し離れているので自転車を置いていく。少し登った上は結構整備されて明るい感じ。
引き返して坂道を下っている途中で急に体がしびれてきた。腕全体がしびれ、唇もしびれている。体がうまく動かず、ゆっくりゆっくり道を降る。
やっとのことで下に着き、しばらく休む。しびれは取れたが先に進む気がしない。もともとはテント泊のつもりだったが、今日は宿をとることにする。地図を見ると近くに観光センターがあるようなのだけど見つからない。駐車場を管理している人に観光パンフレットをもらい、旅館リストをゲット。民宿はリストには残っているけどほとんどやめちゃったそうだが。なんとか旅館はとれた。テレビがガチャ式だ。