「猫のゆりかご」からアイス・ナインについて
「猫のゆりかご」*1に出てきたアイス・ナインは凍るときに発熱しそうな気がしたのだが、そのことについて検討した人がいないかちょっと探してみたけど見当たらなかった。というわけで簡単に計算してみる。間違ってるかも。
- アイス・ナインの融解熱を普通の水と同じと仮定して、80cal/gとする。
- アイス・ナインの融点は45.8℃。
- 外気温を25℃とする。
- 断熱条件とする。
水が1gあったとして、これを25℃から45.8℃まで温めるのに必要な熱は、(45.8℃-25℃)×1cal/g℃×1g=20.8cal
この熱源に、アイス・ナインの融解熱を使うので、凍らせることのできるアイス・ナインの量は、20.8cal÷80cal/g=0.26g
つまり、1gの水があったら、45.8℃まで温度が上がり、0.26gが凍る(0.74gは液体のまま)ということになりそうです。
本を読んだ感じだと、寒い印象がありましたが、実際には灼熱地獄環境になるようですね。