電動アシスト自転車 vs 原動機付自転車

電動アシスト自転車もすっかり定着したようですが、選ぶ理由として「環境」を挙げているのをちらほら見ました。本当でしょうか。確かめてみましょう。

  • 比較対照は原付とする。
  • エネルギー消費型製品なので、近似として消費エネルギーだけを考える。

電動アシスト自転車

例:Panasonic リチウムビビ・DX

走行距離 42km/回 http://cycle.panasonic.jp/products/electric/END.html
電気代 5円/回 http://pct.panasonic.co.jp/support/faq/faq_eb_charge.html
電気代単価 20円/kWh http://www.tepco.co.jp/e-rates/custom/gokatei/juuryou/index-j.htmlを参考に
CO2原単位 0.378kg-CO2/kWh http://www.env.go.jp/policy/chie-no-wa/download/0502/0502d-2.pdf

0.378kg-CO2/kWh ÷ 20円/kWh × 5円/回 ÷ 42km/回 = 0.0023kg-CO2/km
電動アシスト自転車で1km走るとCO2は2g出ることになりました。

原動機付自転車

例:Honda トゥデイ

燃費 73km/L http://www.honda.co.jp/TODAY/
CO2原単位 2.322kg-CO2/L http://www.env.go.jp/policy/chie-no-wa/download/0502/0502d-2.pdf

2.322kg-CO2/L ÷ 73km/L = 0.0318kg-CO2/km
原付で1km走るとCO2は32g出ることになりました。

まとめ

圧倒的な差がついてしまいました。電動アシスト自転車のほうが良かった原因は

  • 重量(原付より軽い)、路面抵抗(原付よりタイヤが細い)
  • アシスト比率(半分は人力)
  • エネルギー変換効率(小型内燃機関は効率が悪い。が、充電効率とか考えるとどうだろう?)

などでしょうか。面倒なので考察はしません。

ま、10倍以上の差がついたので細かいとこは考えなくてもいいんじゃないでしょうか。電動アシスト自転車はオススメでしょう。