石原都政副知事ノート

「石原都政副知事ノート」(青山やすし*1、ISBN:4582852092)を読む。 知事と副知事の熱意を書いた本?面白いといえば面白いのだが、そのまま受け取るのもまずそう。 実現した政策、できなかった政策がまとめられていたのはよかった。 *1:ニンベンに八と月

バカの壁

「バカの壁」(養老孟司、ISBN:4106100037)を読む。 養老氏の話(口述?)を編集者が文書化したものらしい。そのせいか、話にストーリーがあまり感じられない。思いついたことを話しているだけというか。それぞれの話がわかりにくいわけじゃないけど。 バカの壁…

「あたりまえ」を疑う社会学

『「あたりまえ」を疑う社会学』(好井裕明、ISBN:4334033431)を読む。 タイトルにある「あたりまえ」を疑う態度については、いまいち汲み取れなかった。 社会学者がどういう思いを抱いてフィールドワークに望んでいる(望むべきだと考えている)のかは、少し感…

働きすぎの時代

「働きすぎの時代」(森岡孝二、ISBN:4004309638)を読む。タイトルだけでも中身が大体わかるかな。 ・狩猟・農耕時代は今より休みが多かったらしい。へー ・三六協定は時間外労働を制限する協定ではなく、許可する(?)協定だったらしい。へー ・本の結論(働き…

応用倫理学の考え方

「応用倫理学の考え方」(小阪康治、ISBN:4888489998)を読む。 科学教信者っぽい視点からの批判になりそう。 明らかって? 科学的測定の限界 ふつう科学的測定を根拠にすれば、中立的で客観的な最終決定ができると考えられる。しかし判決文の中では科学的なは…

科学捜査マル秘犯罪ファイル

「科学捜査マル秘*1犯罪ファイル」(須藤武雄、ISBN:4537025239)を読む。まあまあ面白かった。 目新しい方法が紹介されているわけではないけど、どういう場面で使われたのかの具体例がよい。あまり役に立ってなさそうなケースもあるけど。ポリグラフ(嘘発見器…

「小さな政府」を問いなおす

『「小さな政府」を問いなおす』(岩田規久男、ISBN:448006320X)を読む。読んだだけ。頭に入らんかった。

適当に三冊

「新・アメリカ合州国」(本多勝一、ISBN:4022614196) 旅行記のようなものなので、全体的には読みやすいと思う。ただ、批判の根拠が薄かったり、他の自著参照だったり、わかりにくいところも多い。現地に行き自分の目で見て理解する、というのが本田氏のスタ…

ヒロシマ・ノート

「ヒロシマ・ノート」(大江健三郎、ISBN:4004150272)を読む。原爆ものが被ったのは偶然。 この本、というか著者のスタンスがよくわからなかった。 原水爆禁止世界大会への批判が前半で出てくるが、結局どうすべきだったと言いたいのだろうか。私は時代背景を…

ヴォネガットの

「拡大家族計画」ってボコノン教でいう「グランファルーン」じゃないの?解釈間違ってる?真実じゃないからどうでもいい?

宇宙戦争

「宇宙戦争」(H・G・ウェルズ、ISBN:448860708X)を読む。 この人の作品って、SFそのものってよりも、SFをネタに使った普通の話って感じがする。あんまりSFの古典って感じがしない。まあ、非現実的なSFじゃなく、できるだけ普通の生活に落とし込んだSFを目指…

チャンピオンたちの朝食

「チャンピオンたちの朝食」(カート・ヴォネガット・ジュニア、ISBN不明)を読む。 これもよくわからん。 それでも、ちょっと気になったところは結構あったのでメモ。やっぱりペシミスティックなのばっかだ。 ひょっとしたら、神様がこの地球にわたしを置いた…

さよならハッピー・バースディ

「さよならハッピー・バースディ」(カート・ヴォネガット、ISBN:4794922655)を読む。小説ではなく戯曲らしい。 ワンダさんはかわいそうだね。せっかくタイトルロールだったのに、邦訳で削られちゃって。 これもよくわからん。こういうヴォネガットものもあり…

スラップスティック

「スラップスティック」(カート・ヴォネガット、ISBN:4150105286)を読む。 これはどうだろう。よくわからん。基本は変な話なのだけど、あまり変になりきれてない気がした。 面白かったですよ?もちろん。 拡大家族のミドルネームは一瞬考えようとしたが、ば…

メディア・バイアス

「メディア・バイアス あやしい健康情報とニセ科学」(松永和紀、ISBN:9784334033989)を読む。 内容はいつものやつだな。メディアの信用できなさを健康・科学報道から書いてる。目新しさはなかったかも。 でもなんというか、なかなか面白かった。説得力を感じ…

久しぶりにヴォネガット

ヴォネガットを読むの忘れてた。で、「ガラパゴスの箱舟」(カート・ヴォネガット、ISBN:4150111189)と、「デッドアイ・ディック」(カート・ヴォネガット、ISBN:4150112193)を読む。 やっぱ、面白いわ。 ガラパゴスの箱舟 どの作品も、よくこんな変なこと思い…

人体汚染のすべてがわかる本

「人体汚染のすべてがわかる本」(小島正美、ISBN:4487794358)を読む。 突っ走っているところもあるが、公平に見ようと努力しているところもある。スタンスははっきりしないけど、そのぶん公正であろうとしているということか。 リスク・ベネフィット分析に対…

ドイツ自転車旅行を楽しむ

「ドイツ自転車旅行を楽しむ」(小柳津厚尚、ISBN:4897722047)を読む。ドイツで自転車旅行をするためのマニュアル本(?)。日本と比べて、ドイツって自転車旅行の環境が整備されてるよね、って本。うらやましいね。行かんけど。

考古学ものを三冊ほど

「古代遺跡をめぐる18の旅」(関裕二、ISBN:4062723751)、「海から知る考古学入門」(森浩一、ISBN:4047041831)、「技術の考古学」(潮見浩、ISBN:4641280290)を読む。 やっぱりなれないと難しい。 「古代〜」は遺跡を見に旅行に行ってみませんか、という本だけ…

ウンコな議論

「ウンコな議論」(ハリー・G・フランクファート、ISBN:4480842705)を読む。 よくわからんかった。まず、どんな議論がウンコなのかが書かれてないので、いったい何について論じているのか理解しにくい。「その場しのぎの言い逃れ」とかの定義は書かれてるが、…

逆説・化学物質

「逆説・化学物質」(ジョン・エムズリー、ISBN:4621042270)を読む。このシリーズ(からだと化学物質、化学物質ウラの裏)は面白い。体は化学物質でできているし、周りの物も化学物質でできてるってことがよくわかる(同じことを前にも書いたような)。ただ、3冊…

2001年宇宙の旅

「2001年宇宙の旅」(アーサー・C・クラーク、ISBN:4150102430)を読む。映画のほうは、多分20年くらい前にテレビで見たはず。ほとんど忘れてるが。 こんな話だっけ?と思いながら読んだが、やっぱり映画とは少し違うらしい。 映画のほうではHALがずいぶん有名…

論破できるか!子どもの珍説・奇説

もう一冊似たような本を。「論破できるか!子どもの珍説・奇説」(松森靖夫、ISBN:4062573628)を読む。 こっちは上の本と比べると、どうも今ひとつ。わかりにくいというか、堅いというか。 もちろん、本のスタンスがかなり異なっているという点はある。上の本…

また、つかぬことをうかがいますが…

「また、つかぬことをうかがいますが…」(ニュー・サイエンティスト編集部編、ISBN:4150502595)を読む。身近な疑問に対して科学的な観点から回答するQA本。特徴的なのは、読者が投稿した疑問に対して、回答するのも読者であるという点。 なかなか面白い。 面…

地球環境読本II

「地球環境読本II」(加藤尚武編、ISBN:4621074547)を読む。 読んだ。雑多。そんなに悪くはない。何か書きたかったけど忘れた。

理工教育を問う

「理工教育を問う テクノ立国が危うい」(産経新聞社会部編、ISBN:4101455120)を読む。 いまいち。説得力があまりない。 試験のために覚えた知識は忘れやすい。将来、子供たちを教える立場になる学生たちは、知識は体験することで身につくということを知って…

視覚世界の謎に迫る

「視覚世界の謎に迫る」(山口真美、ISBN:4062575019)を読む。 脳の一部が損傷して片側が認識できなくなるとかの話。 患者さんには申し訳ないのだけど、こういう事象は非常に面白い。身体と精神(って何?)は不可分、というか精神は身体に支配されているのを見…

科学は不確かだ!

「科学は不確かだ!」(R.P.ファインマン、ISBN:9784006031466)を読む。「ご冗談でしょう」を読みたかったのだが、見つからなかったので。 科学についてというより、科学の周辺についてファインマンが考えていることの講演録。悪くはないけど、あまり面白くな…

空海とアインシュタイン

「空海とアインシュタイン」(広瀬立成、ISBN:4569647820)を読む。挑戦的なタイトルに惹かれて。 内容は期待はずれ。空海とアインシュタインの対話なんてほとんどないし。本の大部分は、二人のバックグラントを個別に解説してるだけ。対話部分もかみあってい…

医者の言葉がよくわかる

「医者の言葉がよくわかる」(米山公啓、ISBN:4062571323)を読む。なんでこの本を手に取ったんだっけ? 前にこの本を借りた人の書き込みがあったが、ずいぶん医者にうらみがある書きっぷりだった。 医者はサービス業であるなどと言うと、それこそ同僚から反感…