化学 意表を突かれる身近な疑問

「化学 意表を突かれる身近な疑問」(日本化学会、ISBN:4062573369)を読む。 『シュワルツ博士の「化学はこんなに面白い」』*1よりもさらに身近な化学に関する本。 ただ、なんだろう。面白みがあまり感じられない。堅いと言うかなんと言うか。テーマはいいと…

プラトン

「プラトン 哲学者とは何か」(納富信留、ISBN:4140093021)を読む。 プラトン哲学の解説書じゃない。プラトン哲学の背景を解説した本。だから、プラトンの本なのかソクラテスの本なのか、わからなくなってくる。 この本を読む前に、プラトンの対話編とか解説…

ほとんど無害

「ほとんど無害」(ダグラス・アダムス、ISBN:4309462766)を読む。ついに最後。 読みやすかったが、SFファンからは評判が悪いらしい。エンディングはちゃんとしててよかった。もし地球が復活とかなってたら最悪だった。

地球の水が危ない

「地球の水が危ない」(高橋裕、ISBN:4004308275)を読む。 悪い本ではないと思うが、「水」と名がつく(環境)問題を手当たり次第に扱っている感じがして、結局何がやりたいのかよくつかめなかった。多分、治水を専門にした人なんだろうけど、ちょっと広げすぎ…

動物農場

「動物農場」(ジョージ・オーウェル、ISBN:4042334016)を読む。 一番面白かったのは、登場人物の紹介。 メージャー爺さん ……革命の預言者。豚。 なんかタクティクスオウガを思い出した。「支配されるという特権をだっ!」とか、「横たわるのは犬と豚」とか。

シュワルツ博士の「化学はこんなに面白い」

『シュワルツ博士の「化学はこんなに面白い」』(ジョー・シュワルツ、ISBN:4072304670)を読む。Powers of ten *1の書評を漁っててひっかかったページ*2より。 良作。 「世の中意外に科学的」*3ってタイトルは、こういう本にこそつけられるもんだろ。まあ、櫻…

透明人間

「透明人間」(H.G.ウエルズ、ISBN:400322762X)を読む。 透明人間を題材にしたらコミカルになるんじゃないかと思うのだが、単なる悪人の話だった。どうしようもない。透明である意味がぜんぜん感じられなかった。

さようなら、いままで魚をありがとう

「さようなら、いままで魚をありがとう」(ダグラス・アダムス、ISBN:4309462669)を読む。やっと4冊目。 「レストラン」や「クリケット」と比べたら、ずっと読みやすくて助かった。面白いかと言われると、そうでもなかったけど。 "we apologise for the incon…

魔法使いになる14の方法

「魔法使いになる14の方法」(ダイアナ・ウィン・ジョーンズほか、ISBN:4488572057)を読む。普通なら手に取りそうもない本なんだけど、「〜をするXXの方法」ってタイトルに引かれた。Paul Simonファンなので。 それだけだとなんなので、アーサー・C・クラーク…

極北に駆ける

「極北に駆ける」(植村直己、ISBN:4167178028)を読む。 なかなかよかった。植村氏の「体験したい」という思いがよく伝わってきた。 読み始めは、目的(グリーンランド犬ぞり行)のためには手段を選ばない(なんとかしてエスキモーの技術を盗む)という印象を受け…

タイムマシン

「タイムマシン」(H・G・ウェルズ、ISBN:4042703062) 悪くないかな。普通に面白かった。 「新神経促進剤」は、さすがにそううまくはいかないだろうな。体内の物質はどうにかして反応速度を1000倍にできたとしても、体の周りは普通の流体力学なんかに制限され…

宇宙クリケット大戦争

「宇宙クリケット大戦争」(ダグラス・アダムス、ISBN:410219603X)を読む。 正直、ストーリーがぜんぜんわからんかった。半分寝ながら読んでたってのもあるだろうけど。

Powers of ten

「Powers of ten」(フィリップ・モリソン、フィリス・モリソン、ISBN:453206239X)を読む。読むというか見るというか。 この本を最初に知ったのは、大学1年の英語授業だったと思う。タイトルを初めて聞いたときは、10の力って何だ?って勘違いした。10の累乗ね…

マザーネイチャーズ・トーク

「マザーネイチャーズ・トーク」(立花隆、ISBN:4101387214)を読む。立花隆の本も読んだことなかったのに、先に批判本を読んでしまった*1から、何か読んでおくかと。 適当な本を探したのだが、この人の本って対談集ばっかりなのか? 対談ものって、その場の流…

都市の文明イスラーム

「都市の文明イスラーム」(佐藤次高、鈴木薫、ISBN:4061491628)を読む。えぬさん本*1 確かに前に読んだ「イスラム教入門」よりはわかりやすかったな。ただ、えぬさんも言ってるようにイスラム教というよりはイスラム史なので、イスラム教がどんなものなのか…

立花隆先生、かなりヘンですよ

「立花隆先生、かなりヘンですよ」(谷田和一郎、ISBN:4896915801)を読む。 うあ。なんか物書きのスタンスが俺と似てる気が。へこむ。 中身は立花隆批判本で、ごもっともという感じ。一方的ではあるが、この本を読んだ限りではまあ納得できた。 というか、実…

宇宙の果てのレストラン

「宇宙の果てのレストラン」(ダグラス・アダムス、ISBN:4102196021)を読む。 この本で一番興味深かったのは、 この本を書くあいだずっとかけていたポール・サイモンのアルバム『ワン・トリック・ポニイ』に。五年は長すぎる(P4献辞) よりによって『One Trick…

イスラム教入門

「イスラム教入門」(中村廣治郎、ISBN:4004305381)を読んだ。 読んだ? 目は通したが、ぜんぜん頭に入らなかった。不慣れな分野だとこんなものなのか?もう少しがんばりましょう。

世の中意外に科学的

「世の中意外に科学的」(櫻井よしこ、ISBN:4087813061)を読む。 看板に偽りあり。タイトルと内容がぜんぜんあっていない。 このタイトルだと、「科学ってあまり役に立ってないと思われてるかもしれないけど、身近なところで活用されてるんですよ」という感じ…

アンドロイドは電気羊の夢を見るか?

「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」(フィリップ・K・ディック、ISBN:4150102295)を読む。 アンドロイドがクモの足を切る場面くらいかな。良かったのは。 映画の有名な台詞「ふたつでじゅうぶんですよ」は、小説には出てこないんだね。「三人で充分です…

銀河ヒッチハイク・ガイド

「銀河ヒッチハイク・ガイド」(ダグラス・アダムス、ISBN:4309462553)を読む。えぬさんお勧め本。 … えーと。よくわかんなかった。どのあたりが人気なんだろう。 答えより問いのほうが難しく、それより難しいものはない(問いを与えるコンピュータが一番すぐ…

青ひげ

「青ひげ」(カート・ヴォネガット、ISBN:4150112053)を読む。 正直なところ、ヴォネガットものも最近飽きてきたなぁ、と思っていた。 が、これはなかなか面白かった。SFっぽさは全くないのだが、なんか面白いぞ。どこがと言われても困るが。 「ねえ、あなた…

ロボットの時代

「ロボットの時代」(アイザック・アシモフ、ISBN:4150114862)を読む。「われはロボット」*1の姉妹編らしい。 ロボットものって、こんな感じなのだろうか。ちょっとご都合主義感がぬぐえない。 というか著者は、 架空の科学の架空の基礎理論によって名を残す…

ホーカス・ポーカス

「ホーカス・ポーカス」(カート・ヴォネガット、ISBN:4152077433)を読む。 ヴォネガット作品はストーリーのぶつ切り感が魅力のひとつだと思うが、この作品ではそれを文章間に線を引くことで視覚的にも表現している。ただ、その試みはあまり生かされてない気…

われはロボット

「われはロボット」(アイザック・アシモフ、ISBN:4150114854)を読む。普通に面白かった。 手塚治のロビタはロビイが元ネタなんだろうか。そのまんまな感じがする。 「陽電子頭脳」なんて設定は、なんでもありになってしまうので、あまり好きじゃない。 理性…

ジャーナリスト宣言…(?)

最初見たときは、文章の最初と最後が矛盾してるなと思ったが、宣伝としてはなかなかうまかったね。 宣言とは関係ないけど、「報道危機-リ・ジャーナリズム論」(徳山喜雄、ISBN:408720197X)、「新聞記事が「わかる」技術」(北村肇、ISBN:4061496654)を読む。 …

背信の科学者たち

「背信の科学者たち 論文捏造、データ改ざんはなぜ繰り返されるのか」(ウイリアム・ブロード、ニコラス・ウェイド、ISBN:4062575353)を読む。 なんか古臭い感じだと思ったら、オリジナルは1982年の本だった。それでか。 内容はいまひとつかな。論文捏造など…

タイムクエイク

「タイムクエイク」(カート・ヴォネガット、ISBN:4150114331)を読む。 この人の本は、フィクションとノンフィクションの境界がよくわからなくなる。だから、すべてフィクションだと思いながら読むようにしている。でもこの本はノンフィクションを多分に含ん…

目に見えないもの

「目に見えないもの」(湯川秀樹、ISBN:4061580949)を読む。 湯川氏のコラム集。読んでて少し悲しくなった。30歳かぁ… 文章はちょっと堅めだけど、面白かった。 百万ボルトは百万分の一・六エルグに過ぎないから、(P45) ボルトじゃなくて、エレクトロンボルト…

バイオスフィア実験生活

「バイオスフィア実験生活」(アビゲイル・アリング、マーク・ネルソン、ISBN:4062571471)を読む。 やっぱりこういうプロジェクトは、どこか心躍るものがある。数百年後には他の星に移住したりするんでしょうか。 本の内容については、期待していたものと少し…